突撃!社員食堂インタビュー#2<食べ終わったあと編>

こんにちは!デンソー夢卵2022Web配信チームのSayurinです。

めっきり涼しくなり、“食欲の秋”がやってまいりました!

前回記事<食べる前まで編>に引き続き、今日は社員が

「ごちそうさまでした」をしたのあとの、社員食堂のしくみや工夫について、取材しました。

引き続き、エームサービス株式会社の木村有孝さんにお話を伺いました。

食べ終わった食器の返却、食洗機について

Q:食器を返却するコンベアの先が90°に曲がっており、ちょうど見えないのですが、

角を曲がった先はどのようになっているのでしょうか?

A:レーンの先は、食器を洗浄するための食洗機のシンク槽へと続いています。

薬品の入ったシンク槽に浸け込んでおくことで、後工程の洗浄部での洗い残しがなくなります。

 

Q:食洗機(シンク槽、洗浄部)とは、どのような装置なのでしょうか。

A:シンク槽の寸法は、横3m×高さ1m×奥行1mと非常に大きい槽となっています。

そこから、コンベアで洗浄部に運ばれます。洗浄部の寸法は、横175㎝×高さ192㎝×奥行95㎝です。

Q:食器は先に選別してから、同一種類を一気に洗うのでしょうか。

それとも、流れてきた順に(種類は関係なく)洗っていくのでしょうか?

A:流れてきた順に洗い、受け側で仕分け後、食器毎に食器かごに収納して、

食器乾燥庫で乾燥・滅菌しています。

お箸とトレーは手洗いをしており、トレーは互い違いになるよう並べることで、

適度に隙間を空け、隅々まで乾燥させています。

 

Q:レーン付近に、「お箸、スプーン、フォークを入れないでください」の

表示がしてありますが、実際に入れたらどうなってしまうのですか?

A:箸やスプーンがコンベアで流れてくると、羽部分に挟まってコンベアが動かなくなり、

食器の返却に支障が出ます。(食堂を利用している社員のみなさん気を付けましょう!)

 

Q:食器の種類(お茶碗、平皿etc)を洗うときに工夫していることがあれば、教えてください。

A:食器を洗浄する部屋があり、人がいるときにはコンベアのトラブル等対処出来ますが、昼食以外の時間帯は

無人になることが多いです。そのため、食器の詰まりが発生しやすい箇所に、①扉を開け、

②コンテナボックスを設置し、③食器の回避路を作成することで、トラブル解消・食器の破損防止をしています。

⇒社員の食事数の食器を洗う必要があるため、とにかく大きい設備で驚きました!シンク槽で

しっかりと予洗いを行うことで、洗浄部での洗い残しが無くなるのですね。

食器だけに留まらず、お料理を提供している場所や、食事をするホールなど、

全体的に清潔感を感じます。衛生面の工夫も、運営の仕組みの中に組み込まれているのでしょうか?

その点についてもお聞きしました。

衛生面で気を付けているところ

Q:従業員の方のユニフォームの工夫点があれば教えてください。

A:子会社がクリーニング業務をしており、自洗することはありません。会社規定の統一ユニフォームが

ありますが、働き易さを考慮してコックコートをコックシャツに変えたり、洗浄担当のパートさんは

Tシャツをユニフォーム替わりにしています。

 

Q:運営の面で、通常の清掃に加え、独自で工夫されている点があれば教えてください。

A:ドレッシンングは全て個包装を使用しており、ホールに残ったものはアルコール消毒しています。

営業中、15分置きにショーケースの持ち手を消毒しています。

 

Q:コロナ感染症対策のため、パーティション設置などの対策を取られていると思いますが、収容人数は

コロナ前の何割程度でしょうか?また、食堂内の換気はどのような考え方で行われているのでしょうか?

A:収容人数は、ざっくり半分弱です。ホール・厨房・提供コーナー内等、十分な換気がされています。

食堂で働く従業員同士の打ち合わせも、出来る限り食堂ホールで実施し、密を避ける様にしています。

 

⇒食事をする会場での清掃や消毒はもちろんのこと、ユニフォームなどの細かいところにまで気配りが

行き届いていることが分かりました。短時間の滞在ではありますが、気持ちよく食事ができる環境を整えて

頂いているというのは、今まで当たり前だと思っていましたが、特別なことだったのだな~、と感じました。

今回、食堂にインタビューをしてみて、大量に食器を洗浄・乾燥させることや、食事会場を清潔に保つことなど、

利用者の目に触れることのない部分の積み重ねが、心地よい社員食堂を成り立たせていることが分かり、

非常に勉強になりました。

トレー置き場や温蔵庫、冷蔵庫の配置など、何か設備に関して変更する場合にはクライアント(今回の場合

デンソーを指します。)に許可をもらう必要があるが、日ごろから密にコンタクトを取ることで連携を強め、

不便さを感じたときにすぐ改善することができています、というお話もありました。 従業員の方も働きやすくなり、

お料理の提供スピードが早くなり、良い事ばかりですね!

 

次回は、<番外編:社員食堂のおしごと>に続きます。

 

この記事はSayurinが投稿しました。