2022年11月26、27日に開催されたアイデアコンテスト「デンソー夢卵2022」当日のハイライトです。

2日目の様子についてレポートします。

 

開催レポート①ではイベントの概要や技術会の展示作品について紹介しました。

この開催レポート②では、2日目である27日の様子をお伝えするとともに、

モノづくり体験コーナーや、コンテストに参加した作品、授賞式について紹介します。

2日目は天気が良く太陽が眩しい日でした!

この日もむーちゃん&らんちゃんが元気にお出迎えをしています。

 

今日はまず、モノづくりの体験ができるコーナーに行ってみましょう!

 

デンソーは自動車の部品を製造している会社ですので、モノづくりの価値を知っています。

何かを自分の手で生み出す楽しさを、子供たちに知ってもらうことで、

未来の技術発展や、子供たちの将来の職業選びに貢献したい!という想いを持って、

外部団体の方たちと一緒にモノづくり体験コーナーを設けました。

年齢層に合わせて、幼児には紙工作、小学生には科学体験と工作、

中学生にはプログラミングの体験など、たくさんのコンテンツを用意しました。

参加者は普段の生活では得られない体験を楽しんでいました。

場所を移して、こちらのホールではデンソー総務部が主催する「ハートフルイベント」が開催されています。

「ハートフル」はデンソーの地域貢献やボランティア活動を通じて世界平和に貢献するイベントです。

障がいを持つ方や戦争や災害の被害に遭われた方に、少しでも元気になってほしい

そんな想いをもったデンソーや地域の人たちによる展示や販売のブースがたくさんありました!

 

2日目は、デンソー夢卵のメインイベントである「アイデアコンテスト」のグランプリ作品が決まる日です。

イベントホールでは、出展作品に込めた想いや、アイデアの素晴らしさをアピールしています!

レポート①でお伝えした3つの部門、それぞれ勝ち抜いてきた作品だけあって、

どの作品もユニークで面白い作品ばかりです!

それぞれの作品の紹介は、こちらをご覧ください。(Link

アイデアコンテスト作品への投票数を集計し、午後からは表彰式が開催されました。

今回はリアル会場とオンライン会場でのハイブリッドイベントであり、

各会場から集まった投票でグランプリが決まります!

第16回アイデアコンテストのグランプリ作品がどんな作品なのでしょうか!?

 

◆こども未来ソウゾウコンテスト グランプリ作品

作品名:たためる電機自動車

発案者:小高原小学校 明道 由芽さん

<作品紹介>

旅行先の混雑で駐車ができないときに、コンパクトに畳んで持ち運びたい!という発想から生まれた作品です。

ボディの筐体はもちろん、タイヤやシートも折り畳むことが可能なように製作されています。

<由芽さんのコメント>

自分の考えたクルマを、デンソーのみなさんに作ってもらえてとてもうれしかったです。

描いた絵が実際の形になって、ビックリして本当にすごいと思いました。

<製作者のコメント>

由芽さんの素晴らしいアイデアを、実際にカタチにするにあたって、

自分たちにとっても楽しく、なかなかできない経験をさせてもらえました。

絵の中で実際にコンパクトに出来そうなものは、どんどん折り畳んで小さくしようとこだわりました。

由芽さんと一緒に作った作品がグランプリとなり、非常に嬉しく思います。

 

由芽さんには、表彰状と賞品として「Nintendo Switch」が贈呈されました。

おめでとうございます!

プレゼンター:刈谷市教育委員会野々目 将之さんコメント

「硬くて重たい自動車をコンパクトに畳んで持ち運べるようにしよう」という

利便性という観点の発想が、とても独創的で素晴らしいと感じました。

日頃の生活のなかで不思議さを感じ取れる感受性の高い子供たち、

そしてアイデアを具現化できるデンソーの技術力の高さに驚きました。

 

ソフトウェアアイデアコンテスト 挑戦者コース グランプリ作品

作品名:かんじいいロボットをつくろう!

製作者:仲儀 達也さん

<作品紹介>

コンベヤを流れる漢字の部品を組付けて、漢字を完成させるパズルゲームです。

初めて漢字を習う子供たちの学習に役立てて欲しいとの願いから、小学生の1年生が習う漢字80文字を出題しています。

上手に移動しないと部品が落下するため冷静さと正確さが求められます。

<仲儀さんのコメント>

子どもたちに喜んでもらいたいと思い製作し、実際に子どもたちに楽しく遊んでもらえました。

そしてその結果、このような賞に結びつき、大変うれしいです。

今回学んだScratchは子ども向けに作成されたプログラミング言語です。

私自身子どもに関わるボランティアに参加する機会が多くあるため、

今後は自分が子どもたちにプログラミングを教える、ということをやっていきたいと思います。

<プレゼンターの藤守 規雄 執行幹部のコメント>

ソフトウェアを使ってクルマをもっと魅力的なものにしていこう!という、「ソフトウェアファースト」という言葉を掲げているなかで、

これまで関わることが少なかったプログラミングを学ぶ機会として、みんなで助け合いながら、

新しいものを生み出すという取り組みができたことを、嬉しく思います。

 

◆ソフトウェアアイデアコンテスト 熟練者コース (グランプリ、特別審査員賞)

熟練者コースは投票で決まるグランプリの他、ソフトウェア活用の優秀さの観点で審査される、特別審査員賞も用意されました。

<グランプリ作品>

作品名:VRバトル ドローン

製作チーム:Flyaway

<作品紹介>

VRゴーグルをつけるとそこにはデンソー製ドローンと、ドローンソフトウェアで動かすクルマ型ロボットの

上から見た景色が広がります。

ドローンとクルマに分かれ、1対1でターゲットに当てたポイントを競うシューティングゲームです。

<代表者のコメント>

デジタルの世界のターゲットと、現実の世界のロボットの動きを連動させて動かすところが難しかったですが、

チームでつくってきたものが、たくさんの来場者、審査員に見てもらえ、認めてもらえ素直にうれしいです。

特に子供たちがゲームが終わってVRゴーグルを外した時に、「楽しかった!」と満面の笑みで喜んでくれるのを見て

本当に製作して良かったと思いました。

  

<特別審査員賞>

作品名:Automatic Display

製作チーム:ディスプレイクラッシャー

<作品紹介>

アーム型の共創ロボット「Cobotta」にディスプレイを装着した作品です。

人の動きや姿勢に合わせて、見やすい位置にディスプレイを配置してくれたり、ビデオ通話のとき、

相手の位置に合わせて目線を合わせてくれるコミュニケーションツールなど、たくさんの使い方ができる作品です。

<代表者のコメント>

製作にあたり、日夜取り組んでくれたメンバーに感謝を伝えたいです。

そして組み込んだ技術の面を細かく評価していただき、とても嬉しく思います。

 

 

<加藤良文経営役員 ソフトウェアアイデアコンテストの講評>

どの作品もレベルが高く驚き、優秀だと感じました。

この作品たちを生み出したソフトウェアのプロの方たちには、世の中の色んなツールを駆使して互いに教え合ったり助け合ったりすることで、新しい開発環境や技術への対応を進めてもらいたいです。

また、未来に繋がるようなソフトウェアの拡張性を考えていくような文化を、この会社や社会に根付かせ、世界に貢献してもらえたらと思っています。

受賞者の皆さんおめでとうございます。

このページではグランプリと特別審査員賞に輝いた作品のみの紹介ですが、ここで紹介しきれなかった受賞作品もたくさんあります!

みなさん受賞おめでとうございました!!

 

表彰式のあとは、片渕実行委員長の宣言でフィナーレを迎えます。

<片淵実行委員長 宣言>

このイベントは1年以上前から準備を進めてまいりました。

実行委員一丸となってつくり上げ、私にとって心に残るイベントになりました。

来場されている皆さんにとっても、良い思い出となるイベントであったら良いなと思っています。

関わっていただけたスタッフ、来場者の皆さんに感謝をお伝えします。

これをもちまして、デンソー夢卵2022の閉会を宣言いたします。

宣言とともに、金色のテープが飛び交い、きらびやかにデンソー夢卵は幕を閉じました!

次回の開催は2年後の2024年を予定しています。

もっとパワーアップした素晴らしいイベントになりますので期待してくださいね!

以上、当日のハイライトです。

ご覧いただきありがとうございました!2024年にお会いしましょう!

 

臨場感が伝わる、イベント当日の現場レポート投稿記事も是非ご覧ください(日本語のみ)

 夢卵2022 11/26(土)午前の現場レポート(⇒Link

 夢卵2022 11/26(土)午後の現場レポート(⇒Link

 夢卵2022 11/27(日)午前の現場レポート(⇒Link

 夢卵2022 11/27(日)午後の現場レポート(⇒Link